Euro Truck Simulator2に魅せられて～パート2～
2.MODにはどんなものがあるの？
ゲーム/アプリケーションによってMODが適用できる範囲は様々ですが、ETS2/ATSに限って言うと、ユーザー(製作者)が作成した各種のパーツ、ペイント、エンジン/ホーン類の音の追加/変更、グラフィックス(色味変更やテクスチャの高詳細化)、車両/マップの追加、経験値や所持金、資格の変更など、一口にMODと言ってもパート１で書いたようにとても幅が広く、奥が深くてここでは書ききれないほどです。
そして、その利用方法は非常に簡単。
詳しくは後述しますが、入手したMOD(通常は****.scsという形式)をETS2/ATSの"MOD用フォルダ"に入れる😊
たったこれだけで、XXXXX印があって通れなかった道路が通れるようになったり、開始当初の心許ない資金をいきなり国家予算レベルにしたり、あこがれの車両に乗れるようになるのです。
ただし。。。
これらのMODを利用するという事は、デフォルトの“あるべき姿"を“本来ありえない状態"にゲーム(データ)を「改変」している事になるのです。
改変ではなく全く新しいものを"追加"するMODであったとしても、これとて"無かったものが出現する"という時点でゲームを改変している事に他なりません。
この事はしっかり認識しておいてください。
また別の側面として、MOD利用が認められているとはいえ、開発ベンダー側はバニラの開発やバージョンアップにおいて、世の中にリリースされている数多のMOD全てが正常に動作するように考慮した開発は行いません。(むしろそれを行うのは非現実的です。)
その為、パッチなどでゲームバージョンが上がると、今まで使えていたものが急に使えなくなったり(MODマネージャーで無効になる)、一見有効に見えてもいざゲームを開始してみるとMODが適用されていなかったり、最悪は強制終了してしまう事もあります。
こうなってくると、例えばMODの依存関係が原因となって正常に起動できない場合などは、その原因を特定して排除しない限りはそのプロファイルでプレイする事が出来なくなってしまったりします。
こんな時はエラーログを参照して原因の特定をしていくのですが、すんなり原因が分かるものとそうでないもの(エラーログに記録されないもの等)があって、手練れの皆さんでも調べがつかずお手上げ状態になる事もしばしば起こります。
どんなにお金やガレージ、車両や従業員を保持していて、走破率が100%近かったとしても諦めるしかなくなります。
つまり、問題さえ起きなければ利用はとても簡単なのですが、ひとたび問題が起きると、そのレベルによってはまた新規プロファイルから始めなければならない(場合によってはゲームそのものを再インストール)事態になります。
これが、冒頭に「とっても簡単で、とっても難しい」言った事の真意であり、一般的に「MOD導入は自己責任」と言われる所以です。