百箇日に寄せて。

2024年4月12日

こんにちは、こんばんは。ダーです。
前回の更新から随分時間が経ってしまいました。
忘れていた訳ではないんですよ・・・はい💦

ある種、「わざと」忙しく自分を追い込んでいたところへ、例の”コロナ騒ぎ😱”が重なって、わざと渦中に飛び込まなくても否応なしに渦中に巻き込まれている、というのが実際のところですが😢
皆さまも、相次ぐ自粛ムードでお疲れの事とは思いますが、どうかくれぐれもお身体にはご自愛ください。

さて・・・そんな世界的にも大混乱な毎日ですが、昨日は仏教でいうところの「妻の百箇日」でした。

だからと言って、手を合わせる「目処」が無い(と言うか、何となく妻に対して”手を合わせる”という行為に私自身にまだ抵抗がある)ので、いつもと変わらず”フォトフレーム”に「おはよう😊」と挨拶したり、”目が合ったら”「何だかねぇ😅」とか「君ならどうする?🤔」なんて話しかける位しかしていませんが、正直、私にとっては「まだ100日なのか」というのが現在の心境です。

「忘れたくないけど、起きている間は無理やり頭の隅っこに追いやっておかないとやっていけない」、そんなやりたくもない矛盾の中で過ごしてきた日々でもあり、そのために冒頭にも書いたように、わざと自分を追い込んでいた為か、「まだ100日なのか」、という気持ちなのです。

そんな妻とは、昨日一日、普段のアジトから仕事環境をリビングに移して、久しぶりにゆっくりと”二人の時間”を過ごさせて頂きました。
何かと親身になってお付き合い頂いている3時のお茶んねるご夫妻からも心温まるメッセージを頂いたり、会社の同僚も月末処理に追われている中、「奥さんとゆっくり過ごしてくださいね」なんて言葉をかけてもらい、本当に救われました。


まなレシピを見ながら、よく作ってくれたパスタを作って食べ、そう言えばちょうど1年前に旅行なんかしたなぁ・・・って。


ずっと行きたいって言ってた”富弘美術館”


令和初の世界遺産巡り1号な”富岡製糸場”


製糸場を堪能した後、軽く食事をして帰路へ。
そのあと地元の”スーパー銭湯”でゆっくり旅の疲れを癒し、すっからかんになったお腹をレストランで満たしたっけね・・。

天気の良い日はヒマワリと同じくらい大好きなバラを見に、色んな所へ行ったよね。

お互い仕事人で、特に私には休みが無く、二人で出かけるなんて事は滅多になかったのに、一昨年からあの悪夢の始まる日を迎えるまで、本当にいろんなところに出かけられたのは、もしかしたら神様からのプレゼントだったのかも知れない。
  

    

ほんの1年前は、どこにでもいる普通の夫婦で、普通の妻で、普通の女性でした。
でも私からすれば、夫婦としては普通でも、世界一私の事を大切にしてくれた妻で、非凡な女性でした。

まさかこの1年後にこんな事になっているなんて。。
100日経った今でも、仕事であれ何であれ、心にスキを作らないようにしないと居ても立っても居られません。

昨今のコロナ騒ぎで沢山の方々が命を落とされている。
しかも私たちの様な、時間は限られてはいても最後の最期まで傍にいる事すらできず、病状が急激に悪化し、挙句の果てには面会も出来ないまま再会できるのは遺骨となった状態だと聞きます。

どうか、これを読んでくださっている皆さん。
ご自身の身はしっかり守ってください。
コロナだけではなく、様々な病気に罹患するリスクへの対策や、十分な知識をもって、”自分が”大切な家族に悲しい思いをさせる事の無いよう備えてください。

最後に。
星野富弘さんの作品の中で、妻が好きだった作品をご紹介します。

今改めて読み返すと、何だか妻から励まされているように感じます。

季節は否応なしに移ろうし、明けない夜もなければ止まない雨もない。
いつか、本当に心から安心してリラックスできる日が来る。
昨今の混乱も、いつか必ず落ち着く日が来る。

そう信じて、百箇日という区切りを胸に、また少しずつ前を向いて歩いていきたいと思います。